2008年10月13日月曜日

第1部 「株主による企業統治」

「株主は企業を統治出来ていない」と主張する人がいる。それは株主数の増加による企業所有権拡散という事実が主張根拠にあると推論される。例えばGEは 53万人を超える株主を抱え、IBMは61万人を超える株主(いずれも2003年時点)が存在しているという事実がある。確かにその主張はいくらか納得で きるものの、あまりにも単純な発想ではないだろうか。
以下に挙げるいくつかの統治手段を用いて、株主は経営陣を株主の自己利益に結びつけるよう働きかけができると考える。

1. 人事権(選任権)行使による取締役および経営陣支配
2. 報酬決定権(ストックオプション付与含む)行使による行動インセンティブ
3. 株価下落に伴うテイクオーバーリスクによる株価最大化への行動インセンティブ
4. 経営陣の創り出す価値対する適切な報酬提供

と どのつまり、人事と報酬というシンプルな手段により、株主価値を最大化するよう経営陣を統治出来るのではなかろうか。実際、どのように法人企業が株主価値 を最大化できるかに重点が置かれるが、時に株主を犠牲にして経営陣の目的を追求することがあることに疑いの余地はない。また企業の目的を考える際には、顧 客や従業員等さまざまなステークホルダーの権利を考慮に入れなければならない。

次回は金融市場について。

魔法使い

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